「openBIM Awards2024」にて、日本企業史上初のファイナリストに選定されました

「建設とテクノロジーの架け橋に」をビジョンに、建設分野のソリューションを提供するONESTRUCTION 株式会社(本社:鳥取県鳥取市、代表取締役:西岡大穂 、以下:弊社)は、IFCを初めとするopenBIMを開発・推進する国際組織であるbuildingSMART International(本部:United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland、以下bSI)が主催するopenBIM Awards 2024にて、日本企業として初のファイナリストに選定されたことをお知らせします。

 bSIが開催する「openBIM Awards 2024」は、建築・土木に関してopenBIMに絡めた10個の部門から構成されます。全世界の建設企業からIT企業に至るまで、openBIMに関する様々な取り組みを世界中から募集し表彰する世界的な取り組みであり、今年で10回目の開催となります。openBIM Awardsでは、openBIMの技術標準(bSDD、IDS、IFC、BCF、openCDE、IFC Validation Service)を使った建築・土木のプロジェクトフェーズ、オペレーションフェーズ及び技術開発が表彰の対象です。

 弊社は、openBIM Awards2024のTechnology部門にてファイナリストとして選定されました。弊社が開発し、海外市場に先行展開しているopenBIMソリューションパッケージ”OpenAEC”に関する技術開発が評価され、約800の応募の中から選定されました(openBIM Awards 2024のファイナリスト詳細はこちらから)。10月にモロッコで開催されるbuildingSMART International Summit – Marrakesh 2024にて表彰式が開催されます

 bSIによるopenBIM Awardsが始まって以来、10年間の歴史の中で日本企業が選定された事例はこれまでに存在せず、この度の弊社の選定が国内初の事例となり、日本からの選定は弊社のみとなります。openBIMにより建築・土木業界の未来を切り開く弊社にとって今回の選定は弊社の持つopenBIMやITに関する技術力やが世界から認められ、受け入れられたということであり、非常に光栄なことであります。

 世界中の建築・土木業界においてもopenBIMが社会実装されつつある中、弊社がopenBIMに関する日本代表として、持ちうる全てのリソースとソリューションを用いてBIM(土木含む)の技術基準の制定や国際協調プロジェクトに引き続き貢献し、bSIの日本支部であるbuildingSMART Japan(以下、bSJ)と連携しながら更なるopenBIM推進強化を継続して行っていきます。

日本の建築・土木業界におけるopenBIM社会実装状況

 建築分野においては、openBIM(IFC)による建築確認申請時の審査がスタートすることが決定しています(情報参照:国土交通省 建築BIM推進会議 資料内)。審査時に必要な情報モデルを作成する必要があり、これらには単にビジュアル的なモデリングスキルでは達成できず、高いInformation Modelingスキルが求められます。

 一方、土木分野においては、発注者が工事発注時の積算に用いることのできる情報モデルを、openBIM(bSDD、IFC)を用いて、建設コンサルタントが作成します。(情報参照:国土交通省 BIM/CIM推進委員会 第12回資料内 16ページ以降)

 建築・土木両分野において、具体的なユースケースでopenBIMの社会実装が着実に進んいることから、openBIMの実施はもはや企業規模関係なく不可欠で、避けることは出来ません。openBIMの実施には高いInformation Modelingスキルを持ったBIMマネージャーが本来必要ですが、実際問題そのような人材が中々確保できないのが実態です。

 そこで、弊社の提供する”OpenAEC”を用いることで、openBIMの専門的な知識を有せずとも、”OpenAEC”を使うだけでユーザは正しくopenBIMを実施することができ、国土交通省の求めるBIM実施が可能となります。また、ユーザはBIMの勉強や技術習得に時間をあまり割くことなく、建築・土木の設計・施工技術者としての技術研鑽に集中することが可能です。

openBIM Awardsの各部門について

 openBIM Awardsでは、以下の10部門の取り組み募集が行われました。主に、プロジェクトフェーズ、オペレーションフェーズ、研究分野、技術開発のカテゴリに分かれています。

openBIMとは?

 openBIMは原則として、1. Interoperability、2. Open、3. Reliable、4. Collaboration、5. Flexibility、6. Sustainabilityの6つで構成されます。openBIMは、建設業界におけるデジタルデータのアクセシビリティ、ユーザビリティ、管理、持続可能性を向上させることで、BIMの利点を拡張します。openBIMの核心は、ベンダーに依存しない共同作業プロセスであり、相互運用性(インターオペラビリティ)を促進し、ライフサイクル全体を通じてプロジェクトや資産に利益をもたらします。openBIMにより、データのサイロ化を解消することで、プロジェクトのデリバリーとアセットパフォーマンスを大幅に改善します。

 通常のBIMに比べて、openBIMを採用することで、より良いプロジェクトの成果、より大きな予測可能性、パフォーマンスの向上、リスクの低減による安全性の向上が実現します。BIMデータは通常、独自のベンダーのデータ形式によって、分野ごとに、またはプロジェクトのフェーズごとに制約されますが、このようなBIMデータの従来の問題もopenBIMは回避することができます。openBIMは、国際標準と作業手順を遵守することで、共通の整合性と言語を生み出し、BIMの利用の幅と奥行きを広げることができます。
 openBIMは、IFC、BCF、COBie、CityGML、gbXMLなどのベンダーニュートラルなフォーマットに基づくデジタル・ワークフローを可能にします。

buildingSMART Internationalとは?

 bSIは、建設業界全体のデジタル情報の流れをサポートするオープンスタンダードの開発をリードする、ベンダーニュートラルな国際標準化団体です。その使命は、世界中の建築物やインフラの計画、設計、調達、組み立て、運用のためのオープンスタンダードの開発を望む業界人を積極的に巻き込むことです。

 国際的なネットワークに加え、コンセンサスに基づくオープンスタンダードを開発するために必要な技術的、プロセス的サポートを提供しています。bSIは、ISO、欧州標準化委員会(CEN)、Open Geospatial Consortium (OGC)などの国際標準化団体とも提携しています。その中核となるIFC規格は2012年にISO認証を取得し、2024年4月にはIFC4.3のISO認証を取得しました。

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広報担当(メディア掲載、取材依頼など)pr@onestruction.com
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技術営業担当(建設企業様の業務のお問い合わせなど)technical_sales@onestruction.com
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