OpenAEC for bSDDをリリースいたしました

「建設とテクノロジーの架け橋に」をビジョンに、openBIMを中心とした建設分野のソリューションを開発するONESTRUCTION株式会社(本社:鳥取県鳥取市 代表取締役:西岡大穂、以下:弊社)は、openBIMに準拠したソリューションパッケージ”OpenAEC”シリーズのうち、BIMオーサリングツール専用のplug-in “OpenAEC for bSDD”を日本市場及び海外市場向けにリリースしたことをお知らせいたします。

buildingSMART Internationalの提唱するopenBIMワークフローにおいて、最初に位置するbuildingSMART Data Dictionary(以下、bSDD)は非常に重要な概念となります。BIMにおける情報伝達の高度化の為には、Linked Dataつまり機械処理可能な構造データによる情報統合、活用が必要不可欠です。この具体環境として、bSDDはbuildingSMART Internationalから提供されています。Linked dataはISO12006により設計する必要がありますが、その方法論やRDF(Resource Description Framework)等のオントロジーに基づいて設計された辞書や、様々な国の基準類がbSDDにて配信されている現状です。

bSDDに登録された辞書は、openBIMワークフローにおいて、BIMオーサリングツールによるIFCデータのデリバリーへ接続されますが、現在そういったツールは提供されていません。openBIMの開発・推進元であるbuildingSMARTの日本における最大スポンサーであり、openBIMのプロフェッショナル集団である弊社が世界に先駆けて、BIMオーサリングツールのplug-inを開発し、提供を開始しました。先行してRevit 2024に対応しています。

本plug-inを用いることで、誰でも簡単にBIMオーサリングツールにより作成するモデルに対して、bSDDに登録された情報を迅速に流し込むことが出来ます。bSDD上でLinkされた辞書同士の情報を相互に変換・翻訳しながら、BIMに従事する技術者は1つのResourceのみを参照するだけで正しいBIMデータを作成することが可能です。人によってバラバラになるBIMデータを規格化することが可能です。

また、bSDDに登録されている辞書は全てが正しくISO12006で設計されているとは言い難い現状です。そこで、弊社は、国内唯一のbSDD登録企業として(※2024年2月現在)、ISO12006で設計した辞書の配信及び国内の様々なLinked dataになりうる公開情報をbSDDに変換し、様々な辞書との接続、plug-inを通じたBIMオーサリングツールとの接続体験を通じて、bSDDの認知度向上と、正しい辞書の設計方法の周知、関心、弊社のopenBIMプロフェッショナルとしての知名度をより集めることが出来ればと考えています。

ソリューションパッケージ “OpenAEC”シリーズとは

openBIMのプロフェッショナル集団である弊社が海外市場に先行して提供する、AEC業界向けソリューションパッケージです。日本市場への投入は2024年夏ごろを予定しております。

弊社では、openBIMに関するプロダクト開発及びコンサルティング、ルールメイキングを手掛けております。ご興味ある方は是非問い合わせいただけますと幸いです。

今後の展開

海外市場から多数のアクセスを頂き、OpenAECシリーズを多くの国際サミットにて発表予定です。既にいくつか国際サミットにて発表しており、buildingSMART InternationalのTechnicalページにも、日本初の掲載企業として弊社の名前とプロダクトが掲載されています。

今回発表しましたplug-inについては、Revitだけでなく、Civil3DやArchiCAD等のBIMオーサリングツールについても順次提供していきます。弊社プロダクトを中心とした海外企業とのアライアンスについても進行中であり、これらについても今後発表予定です。

以下、サミット内のプレゼンテーションにて当社プロダクトを紹介する国際サミット一覧です。(現在決まっているもの。サミットにおけるプレゼンテーションに加え、ブース出展も含む。)

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